こんにちは、Flowです。
今日も家にこもっていろんな情報をネットで見ます。
そんな中、
ポスト「アマビエ」になるのでは?と言われている「ヨゲンノトリ」というキャラクターを発見しました。
今回はこれからどんどん有名になっていくであろうこのトリにスポットを当て記事を書きました。
- 「ヨゲンノトリ」の由来
- どんな経緯でニュースになったのか?
- 他のニュースではまだ取り上げれていない資料の紹介
- 実際に博物館の方に今後の展開など質問
この記事にたどり着いた方が疑問に思っていたり興味がありそうな内容を書いています。
調べてみたところまだ情報が少なかったため現在確認できる情報をほぼ網羅できたと思うのでご参考ください。
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江戸時代の疫病が由来のヨゲンノトリとは
もともとヨゲンノトリは江戸時代に書かれた一冊の本「暴瀉病流行日記(ぼうしゃびょうりゅうこうにっき)」に由来します。

暴瀉病流行日記(ぼうしゃびょうりゅうこうにっき)表紙/山梨県立博物館提供・無断転載を禁止します

暴瀉病流行日記(ぼうしゃびょうりゅうこうにっき)ヨゲンノトリが記されたページ/山梨県立博物館提供・無断転載を禁止します
この本はコレラが流行った1858年、市川村(現山梨市)の村役人・喜左衛門が書いた日記です。
ヨゲンノトリに関しては
- 1857年12月に加賀国(現石川県)に出現
- 「来年(1858年)の8、9月のころ、世の中の人が9割方死ぬという難が起きる」と予言
- トリの姿を朝夕拝めばその難から逃れられる
と書かれているだけでこれ以上の事は博物館でもわからないそうです。
元ネタは山梨県立博物館のTwitter
今回広まったきっかけは山梨県立博物館のTwitterの投稿でした。
同館の学芸員さんが「アマビエ」がSNSで話題になっているのを知り、館内の所蔵品に似たようなものがないか調べて見つけ、4月3日に「ヨゲンノトリ」と名付けてTwitterで公開しました。
実は資料にこの鳥の名前は記されておらず、このトリを発見した学芸員さんが名付けたんです!
【ヨゲンノトリ】
当館蔵の「暴瀉病流行日記」には、安政4(1857)年12月、加賀国白山にあらわれた「ヨゲンノトリ」が描かれています。頭が2つの不思議な鳥が、翌年に流行するコレラを予言し、「私の姿を朝夕に拝めば難を逃れることができるぞ」と言ったとされています。#アマビエ #ヨゲンノトリ pic.twitter.com/NTnqPqbdUI— 山梨県立博物館 (@kaiseum_ypm) April 3, 2020
広まるきっかけとなった投稿のRTにはヨゲンノトリが描かれた別の資料「日本医史学雑誌第29巻1号」を見つけた方の投稿もありました。

参照元:https://twitter.com/pazworld/status/1247848101659832320
その投稿によるとこの絵は会津地方(現福島県)で使われた魔よけだそうです。
頭はどちらも黒いですが石川県からから伝わるうちに変わっていったのかもしれませんね。
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ヨゲンノトリが発見された山梨県立博物館の方に今後の展開を質問してみた
この記事でヨゲンノトリの画像を使用するにあたり山梨県立博物館に確認するためメールで問い合わせたのですが祝日にもかかわらずその日にお返事をいただきました。
休館中の現在、交代勤務をされていて今後開館したときに備えて準備をされているそうです。
せっかくだったのでヨゲンノトリに関する今後の予定を聞いてみました。
展示が再開できましたら、より多くの方に来館していただきたいと考えております。
とお返事をいただきました。
ちょっと残念でしたが、山梨県内事業者にヨゲンノトリ画像の使用料を免除されていたり、HPでは疫病退散!ヨゲンノトリコーナーを作成したりと、今後も目が離せません。
TEL : 055-261-2631
FAX : 055-261-2632
URL : http://www.museum.pref.yamanashi.jp/
メールアドレス : kenhaku@pref.yamanashi.lg.jp
まとめ
今回取り上げたヨゲンノトリに関してわかった事は
- 江戸時代に疫病が流行った時に出現
- 今回広まったのは山梨県立博物館のツイートがきっかけ
- 今のところ博物館ではイベントやグッズの販売の予定はない
と言うことでした。
歴史の教科書で飢饉や疫病について何度か触れられていたのを思うと、他にもキャラクターが発見されるかもしれませんね。
SNSではヨゲンノトリのイラストやぬいぐるみを作成している投稿も何件か見かけたのでそれに関しても追々まとめてみようと思います。
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